くろさんちのブログ

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歯医者が苦手な僕が、静脈鎮静で治療を受けられるようになった話

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嘔吐反射を持つ僕が、はじめて静脈鎮静で歯科治療を受けたときについて、今日は書こうと思います。多分歯医者苦手で行きたくないと思っている人にとっては朗報だと思うので最後までぜひどうぞ。

 

歯医者が苦手。僕の理由

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僕の場合、削る痛みとか麻酔の注射とかはぜんぜんOKなんですが、削った後ミントのにおいするガムみたいなので、型を取るじゃないですか。あのとき気持ち悪くなってしまって、どうしても固まるのを待つことができないのです。

我慢できるなら抑えたいのですが、どうしても体が反射的に吐き出そうとしてしまうので、歯医者さんに申し訳ない感じで、治療のたびに非常に不幸な状況になっていました。

なんとかガムを小さくしてもらったり、早く固まる素材でやってもらったりしたのですが、上手く取れないことが多くて、せっかく銀歯を作ってもらっても、何かの際にすぐ脱離してしまうことが続いて、その度「あー、またあの苦しい型取りからやり直しか」とブルーに…。

 

静脈鎮静の発見と新たなハードル

親知らずを抜く際に、全身麻酔でやってくれるところがあるらしい。というのを風のうわさで聞き、「あれ?じゃあ普通の治療でも全身麻酔やってくれるんじゃね」と考え、近所で対応してくれる歯医者を探しました。

ところが、笑気麻酔でのリラックス診療をうたう民間の歯医者はあっても、通常の歯科治療を意識が飛ぶような麻酔下でやってくれるところはなく、あったとしても保険診療外で、自由診療扱いとなり麻酔をかける費用だけで2万円とるようなところしかありませんでした。

削って、銀歯入れてで2回の治療で4万円は、流石に無理です。

 

健康保険内診療で鎮静してくれる歯医者は無いのか?

あきらめきれず調べていると、一部の歯科大学付属病院には、僕のような嘔吐反射や、歯科恐怖症、障害のある人向けの鎮静治療窓口があるとのことで、初診で日本歯科大学附属病院に行ってきました。

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サイト上には麻酔の治療費も健康保険が適用されることが書かれてて安心です。

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dent-hosp.ndu.ac.jp

静脈鎮静下での歯科治療の流れ

初診(主に打ち合わせ)

初日は治療方針の打ち合わせです。僕は話し合いの結果、全身麻酔ではなく静脈鎮静で行うことになりました。全身麻酔は、術後のダウンタイムが長いそうで、治療の開始時間が遅いと、その日は病室から帰れなくなることも有るようでした。

治療に関する注意への同意書にサインをして、終わりました。

治療当日

静脈鎮静当日は絶食で治療を受けます。鎮静時に吐いてしまうと気管に詰まったりして危険なためだそうです。

緊張しながらいわゆる歯科椅子に座ると、健康診断時の採血のように腕から静脈に注射を刺されて、鎮静用の薬の入った点滴とつながれます。もう一方の手の指先には脈をとるための機械が取り付けられます。

「鎮静開始しますー」と先生に言われて数秒で、意識がなくなります。次の瞬間には別の病室のベッドで目が覚めて終了です。家に帰って歯を見てみるとバッチリ治療が終了しています。

ちなみに記憶はなくなっていても意識は有るようで、先生の指示には従っているようです。治療開始から目が覚めるまで1時間半くらいだったと思います。

こうして僕の歯科治療問題は解決し、それからは鎮静下で治療を受けるようになりました。

術後の「健忘」について

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静脈鎮静で、少し困るのが術後の「健忘(ものわすれ)」です。僕の場合、体調によって記憶を失う時間が結構まちまちで、一番ひどかったときは、静脈鎮静がスタートしてから自宅のソファに座ってるまでの記憶がまったくないことがありました。

記憶が戻った後、お金を払ったのか分からず不安になって財布を見ると、レシートと次回の診察券が入っていて、あ、ちゃんとお金は払ったんだなと安心しました。治療後、30分ほど電車に乗って、10分位歩いて家に帰ってきているはずなのですが、まあ記憶はなくても意識は有るようで、なんとか上手く帰ってこれたようです。ただ、付き添いに誰かが来れるならそのほうが安心だと思います。

嫁さんは、「受け答えがフワフワしてて壊れちゃったみたいで怖かった」と言ってました。ごめんね。

気になる費用は?

病院によると思いますが、1回の治療は通常の治療費+2,3千円くらいだと思います。

安い。安すぎる。

なぜ街の歯医者があまり静脈鎮静の保険内診療をやってくれないのか

まさにこの保険治療での診療報酬設定が安いところに問題があります。

静脈沈静が健康保険の適用対象になったのは、2009年からのようで比較的最近です。
本来であれば、健康保険対象で治療が受けられるはずなのですが、実際問題として、静脈鎮静での歯科治療には麻酔専門医の立会が必要なので、個人歯科医院ではその手配を考えると、この安い診療報酬では正直ペイしないようなのです。

結果どうしても静脈沈静下での治療を可能にしようとすると、自由診療で数万円取らなきゃということになるみたいです。歯医者さんにだって生活がありますからね。

神戸で健康保険内で静脈鎮静診療をしてくれる歯医者

最後に神戸市内で対応してくれる歯医者さんを紹介しておきます。

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www.kamadashika.com

東京を離れて、最初は神戸で歯科大学病院を探したのですが見つからず、民間でやってくれる歯科医院を検討して、たどり着いたのがこちらでした。

先生は歯科麻酔がご専門で、一人で麻酔と治療両方できることから保険内で静脈鎮静化の診療を受け付けてくれています。こういった医院が増えてくれることを祈って、神戸の方はぜひこちらを頼ってくれればと思います。

その他、地方の方も最寄りの歯科大学付属の病院であればやってくれる可能性が高いので、ぜひ電話とかで聞いてみてください。

保険内で鎮静治療をしてくれるお医者さんには、是非感謝の一言を。

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